カビ 実験編 ~実験前に~
お風呂場等の黒カビ、パンなどに生えて食品をだめにするカビなどなど
あまりよいイメージはありませんよね。
しかし、「とても役に立つカビ」もいるのです。
たとえば、カマンベールチーズに生えている白カビ。
あの独特な風味は白カビなしには成り立ちません。
そこで今回は白カビチーズの代表であるカマンベールチーズを作ってみたいと思います。
ところで、チーズに生えているカビは何者なんでしょうか?
あのカビは人が培養しているもので中のチーズを
空気中の雑菌や有害なカビから守ってくれます。
そのため、カマンベールチーズを作るときは
白カビによってある程度表面が覆われてしまえば、
ほかの雑菌を防いでくれるため培養がうまくいくそうです。
ちなみに、あの白カビは厳密に言えば
カビではありません。
ブルーチーズに生えているものは正真正銘のカビですが、
カマンベールチーズのものなどの白カビチーズに生えているものは産膜酵母という酵母の一種なので食べても問題ありません。
白カビは表面のみについて中をを熟成させる役割があります。
そのため食べるときは食べても食べなくてもいいそうです。
それでは実際に作ってみましょう。